こんにちはちゃんねこです。
前回の記事では
オーディオインターフェース【Antelope Audio Discrete 4】

のルーティングについて書きましたが、今回はマイクVergeのエミュレーションの比較を行いました。
このエミュ機能が思っていたよりもずっと良かったので、実際の音の比較を動画でお楽しみください。
目次
Vergeとは
VergeとはAntelope Audioから発売されている、マイクエミュ用のスモールダイヤフラムコンデンサーマイクです。

Vergeは、高い音圧レベル (SPL) の録音と繊細で正確さの必要な録音の両方に適したスモールダイアフラムモデリングマイクです。また、マイク自体が優れた性能を有し、世界最高のスモールダイヤフラムコンデンサーとエレクトレットの個性を引き出すことができました。
こちらを購入すると、マイクエミュレーション機能が使えるようになります。
ネイティブプラグインも配布されるので
録った後にどの機種のマイクをエミュレーションするか選ぶ
という本物ではできない使い方もできます。
サウンドハウスか本家サイトで売っています。
ANTELOPE AUDIO ( アンテロープオーディオ ) / Verge
早速聴き比べてみよう
スモールダイヤフラムコンデンサーマイクはヴォーカルより楽器に使われることが多いようです。
録音した素材
今回はアコースティックギター、シェイカー、タンバリンを録音しました。
OMサイズの、イングルマンスプルース・ローズウッドの全単板モデル
・シェイカーは安いチキンシェイカー、タンバリンは100均のおもちゃです(笑)
演奏技術の拙さはご容赦ください(笑)
今回気づいたのは、プラグインに入力される音量で効き具合が大きく変わることです。
ここをちゃんとできないと効果は半減してしまいます。
↓のブログの方が詳しく書かれているのでご参考ください。
プロでも使えるMIXテクニック 実際のMixの流れ編 Vol.14:そもそもの下準備が出来てない人の多さに気づいたので編 前半 – いつも寝起き?って聞かれます。。
まずは素の状態のVergeの音をお聞きください。
Verge
Berlin 184

Berlin 184 はスモールダイアフラムコンデンサーマイクロフォンで、シンバル、ブラス、パーカッションの録音に最適です。指向性カプセルが付属し、極端な音圧レベルやアコースティック楽器の微妙なダイナミクス両方の音源に対応できます。騒がしい環境音の収録、室内またはオーケストラセッティングの両方に適しています。 その有名なジャーマンサウンドが保証されています。
↓YouTube該当の再生時間に飛びます
https://youtu.be/jM1oat9MtzQ?t=234
Perth 55

Perth 55 は、無指向性カプセル付き、小型ダイヤフラムのコンデンサーマイクです。 アコースティック楽器、オーバーヘッド、ライブパフォーマンスの録音に最適です。
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https://youtu.be/jM1oat9MtzQ?t=234
Freiburg 6

Off-axis がなく、フィードバックもしません。不要なオーディオ信号も拾わない構造です。 その代わり、カーディオイドのFreiburg 6 マイクは、声や楽器のキャプチャに絞って収録が可能です。
↓YouTube該当の再生時間に飛びます
https://youtu.be/jM1oat9MtzQ?t=351
Aalborg 4006

業界標準となっている無指向性マイクロフォンをモデリングした Aalborg 4006 は、優れたディテールと深みを実現します。私たちのエミュレーションは、自然な音、驚異的な感度、フラットな周波数特性、非常に低いノイズフロアのために、エンジニアにとって無くてはならないツールです。 ギター、木管楽器、ブラスやボーカル、アコースティック楽器の録音に最適です。
↓YouTube該当の再生時間に飛びます
https://youtu.be/jM1oat9MtzQ?t=468
Hamburg 40

Hamburg 40 は多用途のコンデンサーマイクロフォンです。 ボーカルやスピーチの録音に使用すると明るく輝き、低いノイズフロアと色つけのない音は、ほぼすべての音源の録音でバランスのとれたサウンドを保証します。 シンバル、オーバーヘッド、または楽器グループ全体に最適です。
↓YouTube該当の再生時間に飛びます
https://youtu.be/jM1oat9MtzQ?t=585
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全体的にビンテージらしい太さと暖かさが増したと思いました。
そして素の音より倍音の嫌な部分がまとまりのある音になったのが好印象でした。
特にストロークは違いが大きく出たと思います。
面白いのが波形の見た目でも違いが出たことです。

上がBerlin 184、下が素のVergeの波形です。
上の方が少しボリュームが上がっていますね。
マイクエミュとしてだけではなく、アナログ感を出したりプリアンプ的な使い方
も良さそうだなと思いました。
それでは。