こんにちは、ちゃんねこです。
今回はKAOTICA Eyeballそっくりのレコーディング用吸音材
Alctron PF8の性能を実験してみたので書いていきます。
目次
KAOTICA Eyeballとは
KAOTICA Eyeballとは、最近よく見かける吸音材です。
マイクを使用した宅録で一番問題になるのが、ノイズ、反響だと思います。
レコーディングスタジオを使ってしまえばいいのですが.
宅録でもいい音で録りたいというのが多くの宅録者の本音だと思
います。
マイクの後ろや部屋に吸音材を置くのではなく、マイク自体を吸音材でかこってしまおうという面白い発想の商品です。
なるほど、これならスペースも取らず囲ってしまってるので、吸音性も高そう。
これは便利だと思って調べてみたのですが、中々のお値段。。
Alctron PF8を買ってみた
多分スポンジくり抜いただけなので、これにこの値段はきついかなーと思っていました。
しかし、調べている最中にこんなのを見つけました。
そして、値段(笑)びっくりするくらい安い。
構造はほぼEyeballと同じなんですが、こっちは少し角ばっています。
あと素材とか高級感も違うと思われます。
そこは多分、性能に関係ないだろうと思って購入しました。
中身は本体と、説明書、高さ調整用?のスポンジが付属されています。
サスペンダーによって使うみたいです。
New Alctron PF8 Simple Studio Mic Screen Desktop Recording | Reverbより引用
青い部分はポップフィルターで薄いメッシュです。
これは外して、愛用のポップフィルターを使うというのも手でし
よう。
Alctron PF8の性能を実験してみた。(動画)
実際、使うとどのくらい変わるのか実験してみました。
- 換気扇の音をどれだけ遮断するか。
- 風呂場でアコースティックギターを弾いた時、どれだけ反響音に差が出るか
をAlctron PF8をつけた状態、つけていない状態(None)で比べてみました。
風呂場の換気扇をつけて放置している状態です
聞いた感じ、高域のノイズが結構、減ったように思います。
Insightのスペクトログラムも、Alctron PF8をつけていない状態(None)になると色が濃く表示されているのがわかると思います。
次に
風呂場でアコギを弾いた音です。
0:30~
フィンガーピッキングアルペジオ→ピッキングアルペジオ→ストローク
の順です。
ピッキングアルペジオから反響の違いが分かりやすくなっています。
スペクトログラムではわかりにくいですが
ストロークは、つけていない状態だと中域~中高域がワンワン飽和していますね。
再生位置をタップして交互に比べるとわかりやすいと思います。
大きい音の方が反響しやすく、違いも出やすいことがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分的には反響よりもノイズの遮断っぷりが意外でした。
エアコンやPCのファンノイズなんかに威力を発揮すると思います。
反響も大きな声で歌ったりする時なんかに強い効果があるでしょう。
なによりKAOTICA Eyeballよりもかなり安いのがいいです。
歌ってみたとか宅録する人は買って損はないと思います。
それでは。
iZotope RX のノイズ除去テストの記事
https://www.farm-netmusic.jp/2018-10-11-rxnoisetest/
ヴォーカルMIXについての記事
https://www.farm-netmusic.jp/2018-02-26-vocalmix1/