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【ミックス動画あり】打ち込みドラムの簡単に音を太く、生っぽくする方法【DTM】

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こんにちはちゃんねこです。

今回は手軽に簡単に

打ち込みドラムの簡単に音を太く、生っぽくするミックスの方法

について書きたいと思います。

実聴動画も上げましたので、ぜひご覧ください。

 

本来は、パラでパーツごとに調整するのが一番なんですが

ミックスに時間かけたくない、手軽に音を良くしたい人にとっては

かなり面倒なんですよね

しかも、変にパラでミックスすると逆に変になって

プリセットそのまま使ったほうが良かった、なんてことになることもあると思います。

そこで今回はパラアウトせずに手軽にドラムのマスタートラック一つにかける方法について書いていきます。

1つ目は

エキサイター(ディストーション・サチュレーション)をかける

今回はディストーションもサチュレーションも同じ様な意味だと思って下さい。

*動画では効果がわかりやすいよう強めにかけています。

エキサイターで音を太くするというのは常套手段ですが、ミックスをあまりしない人は意外と知らないのでは?と思います。

EQは狙った音域を強くするという役割ですが

ディストーションは、音を歪ませて倍音を付加します

これによりEQでは得られない音の厚みや太さ、汚れ感が得られます。

麺大盛り、スープ多め、など元々あるものを増やすのがEQですが

海苔追加、味玉追加、など無いものを追加してくれるのがディストーションです。

エキサイターのタイプにも色々種類があります。

ドラムに使われるタイプは下記の2つがよく使われます。

Tube(真空管)系


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真空管を使用したアンプの音。エレキギターを弾く人にはお馴染み。

暖かみがあって太い音が特徴。

強くかけるとざらついた音になる。

Tape(テープ)系


WAVES Reel ADT

Reelとも言ったりします。

角の取れたミチッとした音。強くかけるとビチッとした音になる。

これらを好み、曲に合わせて調整します。

エキサイターのかけ方

これらのエキサイターですがかけ方もいくつかアプローチの仕方があります。

原音に混ぜる

直接かけるのではなく、かけていない原音に、かけた状態の音をプラスするやり方です。

素の音が残っているので自然な仕上がりになります。

マルチバンドでかける

音全域にかけるのではなく、帯域ごとにかける量、種類を決められるので

より細かい調整が可能です

帯域ごとのドラムパーツは以下のとおりです。

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  • 低域・・・キック(バスドラム)、フロアタム
  • 中域・・・スネア、ロータム
  • 高域・・・スネア、ハイハット、シンバル

もう少しかけたいけどスネアにはかけたくないなあ、とか

金物だけかけたいな、などといった状況に対応できるのがマルチバンドです。

また、キックはTape系、スネアはTube系をかけたいなというような使い方もできます。

今回動画で使用ししたiZotopeのNeutronに含まれるExciterはこれらのこと全て一つでできるので便利です。

2つ目の方法が

原音にコンプレッサーを強くかけた音を混ぜる

強くコンプレッサーをかけると音圧の高い、力強い音になりますが。

破綻したわざとらしい音になってしまいます。

そこで、原音には直接かけずに混ぜるというやり方です。

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コンプレッサーは1176系(FET系)のアタックの早いコンプレッサーを使うと力強い太い音になります。

無ければ通常のコンプレッサーをアタック・リリース短め、レシオ強めでOKです。

動画ではセンドトラックでかけていますが

一度、原音をオーディオにバウンスするか、ドラムトラックをコピーしてかけるとやりやすいです。

また

原音に強くコンプレッサーをかけて、エキサイターをかけた音を混ぜる

のもいいです。

上2つで説明したやり方の合わせ技です。

それぞれ別々に混ぜるもOKです。

混ぜるというやり方は直接かけるよりも、自然にできて調整もしやすいです。

ドラム以外にも使えるので覚えておくと便利です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ドラムのミックスというと、パラの方法ばかりで面倒くさいという人は多いのでしょうか。

今回のやり方ですと、簡単にドラムの音をよくすることができます。

また、ドラム以外にも使えるやり方なので機会があれば試してみて下さい。

それでは。

今回使用したドラム音源は大定番のAddictive Drums2です。